【半月傾向】求めよ、そうすれば与えられる。しかし、求めない人に与えようとしてはならない。
最初の言葉「求めよ、そうすれば与えられる。」は、聖書にある言葉です。
引き寄せの法則と呼ばれるものも
このルールに従っていると思われます。
しかし、その使い方については、キチンと理解できている人は少ないと思います。
そして、続けた言葉
「しかし、求めない人に与えようとしてはならない。」
は、私の言葉です。
私が子供の頃に聞いた言葉に
「小さな親切、大きなお世話」
と言うものが有りました。
そして、私のこれまでの人生経験の中で大事だなと思った事でもあります。
少し話が逸れますが、人間には「反抗期」という時期があります。
成長段階では重要な役割が有るのですが、、、
第一次反抗期が3歳頃にあり、
第二次反抗期が思春期の頃に現れます。
皆さんもご自身で経験はお有りでしょうね。
最近は反抗期がないと言うお子さんも多いようです。
「自分でやりたい!」
この気持ちは人間の本能です。
生まれたばかりの子から
大人になっても持ち続ける気持ちで、
幼い頃から、【自分】を創るために
神様から頂いたギフトのようなものだと思います。
それなのに、幼い子供たちが
「自分でやりたい!」
と衝動に駆られている時に、
周りの大人たちはそれを許さず、
先回りして手を出してしまいます。
「小さな親切、大きなお世話」
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宇宙の基本ルールの中に、
助けを求められていないのに
助けようと思って手を出してはならない。
と言うものがあります。
私が初めてこのルールに触れたのは、学生の時に障がい者を対象としたボランティア活動を始めた頃でした。
その頃は宇宙の基本ルールなんて概念は有りませんでしたが、
それまで勝手に想っていた事が覆されたのを思い出します。
例えば車椅子に乗っている人が目の前にいたとします。
ボランティアで車椅子の介助方法を学んだばかりの私たちはそのテクニックを使ってみたくてたまらないので、車椅子を押したくなります。
例えば目の不自由な人が白杖を持って歩いているのを目の前にしたら、
手を取って目的地まで誘導したいと思います。
そして、「やってあげた」
という自己満足になってしまいます。
しかし、当の本人はどう思っているでしょうか?
せっかく親切心で手を貸してくれたのだから、悪い気持ちにはならないかもしれませんが、
日常生活の中では、本人の機能訓練を兼ねている場合もありますので、
何でもかんでもやってもらうと練習やトレーニングの機会を奪ってしまうことになります。
同様に幼い子供たちについても同じ事が言えます。
子どもは生まれる前、お母さんのお腹の中にいる時から人間になるために少しずつ成長を続けています。
細かいことはココでは省きますが、、、
動物の中で人間だけが、
生まれた時に未完成のままで
世の中に出てくるって知ってましたか?
他の動物達は、生まれて間もなくしたら自分の足で立ってお母さんのお乳を飲みますよね?
それは野生の世界でモタモタしていたら食べられてしまうため、自分の足で立って移動しなければならないからですが、
人間は十月十日(とつきとうか)経って世の中に出てきても、
自分で立つ事が出来ないばかりか、
視力もまだ近くのものがボンヤリと見えるだけです。
もちろん、お母さんと言葉をかわすことも出来ません。
それはなぜでしょうか?
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モンテッソーリ教育で学んだことは、
環境の大切さでした。
私たち人間は、生まれた場所の人になり、そこで生きるために
その環境に順応する必要があります。
その環境に合わせる為に、
ある程度未完成のまま、
この世に生まれ出て、そこから環境に合わせて発達して行くわけです。
お腹の中で既にお母さんの声を聴いていると言われますよね。
こうして、その国や地方の言葉に馴染みながら言語を学びます。
そして周りを観察しながら、自分も周りの人の様になりたいと思い真似をして色んな事が出来る様になります。
移動手段も、
コロコロ転がって横移動してみたり、
ハイハイしたり、
つかまり立ちが出来たり、
見ていて微笑ましいですが、
危ないからと言って周りの大人達が先回りして手を出して、移動させていたらどうなると思いますか?
その子は自分でやる事を諦めてしまい、次からチャレンジしなくなってしまいます。
だって、自分でやらなくても
周りの大人達が何でも先回りしてやってくれるんだから。
自分でやる必要も無いし、
自分でやる機会もないです。
そんな子どもがハタチになったら、どうしますか?
「ハタチになったから、
あなたは今日から大人です。
自分の事は自分でやりなさい」
なんて言われたら困りますよね?
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実は生まれた時から自立への準備は始まっています。
それは神様の計画の様でもあり、
子供たちは本能的にその計画に従って色々な事にチャレンジしていきます。
モンテッソーリ教育では、「敏感期」という言葉で説明しています。
自立に向かって、
「ママ、ひとりでできるように
手伝ってね!」
と心の声が訴えている訳ですね。
あなたの優しさから出た行為が
もしかしたら望まれていない事かもしれません。
先ずは、ご本人にお手伝いできる事があるかを確認してみましょう。
本人の同意を得てから
小さな親切を渡しましょう。
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正義くん
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