【三日月】境界線を引くから対立してしまう。「みんなが同じなら簡単なこと」by忌野清志郎
以前にも書いたことがあるかもしれないですが、
境界線を引くことで対立が生じます。
ジョンレノンや忌野清志郎が「イマジン」と言う曲の中で歌っている様に、
境界線が無くなり、みんなが同じなら争う事も無くなり、お互いに助け合う世の中になると思います。
そして、そうなる為に時間はかかりません。
みんながそう想えば、一瞬で変わる事が出来ます。
でも、なぜ?
みんながそう想っていないのか?
不思議だと思いませんか?
最近ご相談を受けた人は中間管理職の女性で自称「会社人間」と言うほど、会社のために自分の人生を削って頑張っている人でした。
以降、「Aさん」とします。
Aさんは、平日は定時まで現場対応をして、その後事務仕事を21時過ぎまで残業して帰宅。
休みの日は自宅に持ち帰って処理しても時間が足らないと嘆いています。
そんな状況なのに、部下でリーダー格の男性2人は協力的ではなく、会社に対して反発的な意見を言って来る。
何か新しいことをしようとしても、
「なぜ今までのやり方ではダメなのか?」
と協力してくれない。
一度コンサルの人が入って、アレコレ説明をしてくれたそうですが、納得できなかったのか、協力してくれない。。。
訴えている内容は、自分の意見ではなく、周りの人たちの意見を代表して発言している様子で、
そのことに関して自分で責任を取ろうとはしない。
タチの悪い存在の様です。
そして、リーダー格が付いたり外れたりしてきたそうで、給料が下がっても今の職場で働きたいらしい。
現場の人からも慕われているので、リーダーとして会社側の立場を取って欲しいのに、、、
という状況の様です。
多分、この男性リーダーの感情ニーズは、【正義】のニーズです。
そして、もう一つは、【安全】のニーズですね。
(弱い立場だと思っている)【現場の人たち】の代わりに、
正義のヒーローの様に、
(強い立場だと思っている)【会社】に立ち向かう事が、
自分の使命だと勘違いしている?
今までの現場経験がある分、新しく変化する事を恐れて前に進もうとしない。
対してAさんの感情ニーズは、
新しい事にチャレンジする【自由】のニーズと、
人との関わりを大切にしたい【愛】のニーズの様です。
つまり、この男性リーダーとは真逆の感情ニーズという事ですね。
お互いに相手の言う言葉を受け入れられないので、言葉が通じません。
そんな時は、中間のニーズを持った人が【通訳】としてお互いのニーズに合わせた言葉で橋渡しをしてあげると、二者間の意思疎通を図ることが出来ます。
境界線が対立を生む
自分と他者との間に境界線を引くと、自分を守るために他者を攻撃したりします。
それが個人でなくて、複数人であっても同様です。
自分が属している仲間と、それ以外の間に境界線を引けば、自分たちと、それ以外の間に対立が生じます。
私の持論は、その境界線をどんどん拡げていけば良いと思います。
初めは個人だった【自分】が、仲間を含めた【自分たち】に拡がって、
それが職場の部署だったり、
会社間だったり、
国同士だったり、
地球全体、宇宙全体まで拡げていけば、
境界線は無くなったも同然になります。
自分が関わる人たち全員が【自分たち】の範囲内であれば、協力し合ったり、助け合ったりできます。
その時に損得勘定は無く、
無償の愛によって行動していると思います。
そんな状態が平和な状態なんじゃないかな?
と思います。
Aさんは、ストレスのせいか、体調を崩して血便が続いたりしたので、ファイバー検査をする事になりました。
検査で仕事を休んでいる間も事務仕事を持ち帰って処理しているそうです。
「病は気から」と言いますが、
癌などが発生する仕組みも精神的な原因があるそうです。
逆に医者の治療をしなくても自分の力で癌を無くす事が出来たと言う報告も幾つかあります。
心の状態が物質化して身体の部分にブロックとして現れ、病として信号を発しています。
最近流行りの【未病】という言葉は、まだ病にはなってないけど、このまま放置してたら病となるので、
早期発見、早期治療が必要です。
あなたも自分の身体からの信号を受け取っていますか?