【半月傾向】自分の正義を押し付ける人がいます。私もまだまだ押し付けたくなります。
週末にバスに乗った時、突然
「ダメですよ」
というおばさんの声がしました。
視線を上げると、優先席に座ってる人がスマホを使っているのを見て、
「ここで使ったらダメだと書いてある」
ということの様でした。
そして、私もその並びでスマホを使っていたので、黙ってポケットに戻しました。
言われた相手の人は私と同世代くらいの女性で、素直に一度閉じましたが、
「必要な人が来たら席を譲りますね」
と言って座り直したけど、やっぱりそのまま席を立ち、ドアの方に立ってスマホを使い続けました。
注意をした年代の人たちは残念ながら間違った認識を持ったまま、自分の正義になってしまっているためこの様なシーンを時々見ます。
言われた人も、今更、それは間違った認識だから云々と、説明する気にもならないので、反抗することなく、素直に聞き入れているのだと思います。
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別の事例では今朝、駅の外階段を上っていると、前に日傘をさしている女性がいました。
当たらない様に考慮してくれているのか、階段の右半分が空いていました。
心の中で「ちゃんとスペースを空けてくれてるな」と思いながら、
登るペースが私の方が早かったので、右から追い越しました。
追い越し終わったくらいのタイミングで、後ろのおじさんから
「危ないから傘をたたんでください」
という声が聞こえ、女性は振り向く事なく日傘を畳みました。
振り返ると女性のすぐ後ろを私から見ておじさん年齢の男性が、足元を見ながら、女性のすぐ後ろを上っていました。
(危ないって思うなら少し離れて歩けば良いのに。。。)
と思いつつ、自分にも同じようなシーンが何度か有ったなと振り返りました。
私の場合は、階段の上りの時に、前を歩いている人が畳んだ傘を振りながら登っているすぐ後ろを歩いている時の事です。
私の中の正義、正しいと思っている事は、
「長い物を持つ時は、自分の前で垂直にして持つ」
という事です。
この持ち方は、モンテッソーリ教育の「日常生活」の分野でも教える事で、小さな身体の子どもがお部屋の中にある長い教具を持つ時に、どの様に持つのが良いかを体験をしながら身に付けてもらうものです。
長い物を横向き(水平方向)に持てば、横幅が長くなり、周りの人や物に当たってしまいます。
自分の身体と同じ向きの縦向き(垂直方向)に持つ事で自分の身体の一部と同じ様に持つ事が出来て、周りへの配慮が出来るようになります。
そして、自分の身体の前で持つ事により、自分でコントロールする事も出来ます。
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●周りへの配慮
(自分の)周りとは、言葉を変えると【環境】とも言い換えられると思います。
環境への配慮。
モンテッソーリ教育が環境の大切さを唱えているのは、
子供自身が自分で成長しようとする時に、整った環境が必要だからです。
ここで言う【環境】とは、単にモンテッソーリ教育の教具を揃えたりする空間のことだけではなく、
教師や周りの大人たちという人的な環境も含まれています。
子供は生命の発達したいという強いエネルギーに押されて、その時に必要な敏感期を迎えます。
そして、その敏感期に合わせて整った環境が与えられれば、後は自らの力でその発達に必要な事を繰り返し練習します。
整った環境が有れば、言葉ではなく語りかけてくれます。
モンテッソーリ教育の教具には、直接目的、間接目的、誤りの自己訂正などの要素が込められています。
教具が子供たちに語りかけてくれるんですね!
例えば、ピンクタワーという教具が有りますが、コレは2歳や3歳の小さな子供だけの物ではありません。
色んな使い方があり、その子の成長に合わせて様々な事を教えてくれます。
それは、感覚分野だったり、言語分野だったり、数学分野だったり、心理分野だったり、、、
ピンクタワーの基本は、一度自分でバラバラにした状態から、自らの手によって、整然とした元の形に戻します。
普段は教室の中でよく目にする場所に置かれていて、その色や形の美しさが自然な状態、当たり前なんだと子供達の心の中に染み込んでいます。
自分でバラバラにしても、自分の力で元の整った状態に戻せるという自信にも繋がります。
環境への配慮、自ら環境を整えることが出来る。そして、自分で環境を整える事が当たり前の様に出来る。
ここから平和が創られていくんだろうなぁと想像すると感動します。
話が思いっきり逸れてしまいましたね。
週末に思いっきり濃いモンテッソーリ教育三昧の1日を過ごしたので、
頭の中は今、モンテッソーリブームが再来しています。
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正義くん
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